- 「クイック」はすべてのフレームを平均します。セッションをすばやく確認したいときに。
- 「高画質」は標準のモードです。人工衛星の軌跡などの外れ値を除外し、最も弱い1割のフレームを省きます。
- 「最高精細」はより精密な位置合わせを行い、最も弱い2割を省きます。いちばん良いデータに使いましょう。
- 選ぶのは方式ではなくモードです。それ以外はアプリがすべて設定します。
1. 3つのモードを比較
- クイック
- すべてのフレームの平均。標準の位置合わせ。すべてのフレームを使用。アプリの目安は約1分です。
- 高画質
- カッパシグマ除外。標準の位置合わせ。上位90%のフレームを使用。アプリの目安は約5分です。
- 最高精細
- より多くの反復によるカッパシグマ除外。より精密で時間のかかる位置合わせと、カラーチャンネルの位置合わせ。上位80%のフレームを使用。アプリの目安は15分以上です。
- どのモードでも共通
- 星の自動検出と位置合わせ、追加した場合の補正用フレーム、そして合成後の同じ仕上げツール。
所要時間は、フレームの枚数や大きさ、お使いの iPhone・iPad によって変わります。「上位のフレーム」とは、アプリが最も多くの星を検出したフレームのことで、たいていは最もシャープでクリアなものです。
2. クイック:すばやく最初の確認
「クイック」はすべてのフレームを足し合わせて平均します。すべてのフレームが良好なら、平均はランダムなノイズを減らす最もきれいな方法で、しかも最速です。
- 使いどころ:新しいフレームの一式が位置合わせできるかを、時間のかかる合成の前に確認したいとき。
- 使いどころ:撮影地で、まだ直せるうちにピントや構図がうまくいっているかを確かめたいとき。
- 避けたいとき:飛行機や人工衛星、流れる雲がどれかのフレームを横切っているとき。平均では、あらゆるものがうっすらと残ります。
3. 高画質:普段使いの標準モード
「高画質」はカッパシグマ除外を使います。ピクセルごとに全フレームの値を調べ、ほかから離れすぎている値を除外して、残りを平均します。1枚のフレームを横切った人工衛星はそのピクセルでは外れ値になるため、たいていは除外されます。
「高画質」は、合成の前に星が最も少ない1割のフレームも省きます。ほとんどの一式に含まれている、ぶれたり、かすんだり、ピントが甘かったりするショットが、自然と取り除かれます。
4. 最高精細:いちばん良いデータのために
「最高精細」は同じ除外処理をより多くの反復と厳しいしきい値で行い、フレームの位置を合わせる際にバイキュービック補間を使い、カラーチャンネルの位置も合わせます。上位80%のフレームを使用します。
- 使いどころ:丁寧に仕上げたり、プリントしたりする予定の、長時間でピントの合ったセッション。
- 使いどころ:「高画質」で合成したあと、明るい星に赤や青のにじみが出るとき。「最高精細」はカラーチャンネルを個別に揃えます。
- 見送りたいとき:枚数が少ないとき。8枚の場合、最も弱い2割を省くと、合成されるのは7枚だけになります。
5. どのモードを選ぶべき?
- 新しい一式の最初の合成
- 「クイック」で、位置合わせと構図を確認します。
- ほとんどの星空セッション
- 「高画質」。自分で選別しなくても、軌跡や弱いフレームに対処してくれます。
- 最高の一夜のデータ
- 「最高精細」で合成し、「高画質」の結果と比べてみましょう。
- 10枚未満のフレーム
- 「クイック」または「高画質」。これ以上フレームを省いても得るものはほとんどありません。
失敗またはキャンセルした合成は、週3回の無料合成にはカウントされないので、気軽に試せます。「使える星が足りません」で合成が止まった場合は、解決方法をお読みください。
モードで変わらないこと
どのモードでも位置合わせをオフにすることはできず、中央値、最大値、加重系の方式を自分で選ぶこともできません。そのため、星の軌跡の写真はまだ作れません。各方式の理論については、天体写真の合成のしくみをご覧ください。
そもそも合成するフレームをもっと良くしたい方は、Astro Stacker で最高の結果を得るにはをお読みください。